株式会社マッシュビューティーラボ
EC本部 直営アプリ・EC事業部 課長代理 廣瀬友理 様
— まず御社の事業内容と担当業務を教えていただけますか?
「 弊社はコスメキッチンを始めとする複数のブランドで化粧品、化粧品雑貨及び美容用品の企画、輸出入及び販売を行っています。私はその中でマッシュビューティラボの直営EC、アプリの営業数値管理、コンテンツ企画・制作の業務を行っており、その一環でコスメキッチンの LINE公式アカウントの運用も行っています 」
— 現在、御社ではコスメキッチンを含む全6ブランドにワズアップ!を導入いただいております。中でもコスメキッチンではセグメント配信、カート落ちリマインド、再入荷お知らせ配信、複合リッチメニューの4つをご利用いただいていますが、まずはワズアップ!導入の経緯を教えてください
「 私が入社した時点では、弊社の各ブランドではまだ LINE公式アカウントを持っていない状態でした。その後、通期の売上を伸ばすために LINE に取り組むことになったのですが、私が前職でも LINE公式アカウントの運用を行っていたので、各ブランドの立ち上げプロジェクトを任されることになりました。
そして準備を進める中で『 初めから運用に必要な機能を実装してスタートした方が友だち獲得後の運用がスムーズ 』だと思ったので、色々な会社と比較・検討させていただいた結果、ワズアップ!を導入させていただきました 」
— ありがとうございます!他社とも比較いただいた中で、ワズアップ!に決めたポイントはどんなところだったのでしょうか?
「 検討を始めた当初は、すでに導入が完了していた CRM/MA ツールがあったので、そこにLINE のユーザー ID を連携して配信することを考えていました。しかし検討を進める中で、大きな問題が2つあることが分かってきました。
1つは連携の実装をすること自体に期間や費用が大きくかかるという点、もう1つは細かな CRM を実施するための運用負荷がとても高いという点です。
大きな費用をかけてシステムを導入しても使いこなせそうになかったので、方針を転換して導入が簡単で運用負荷の低いツールに絞って検討を始めました 」
— 確かに「 ID連携してセグメント配信 」というと、すごく耳障りは良いのですが、 ( システム的に ) できるけど ( 運用負荷が高くて ) できないという状況をいくつも目の当たりにします。
LINE をセグメント配信するには ID 連携しかないという固定概念が、そんな不幸を生み出しているのですが、ワズアップ!はそうしたことがないように導入が簡単で運用負荷の低い設計にしました
「 はい、ブランドやアカウントの規模を考えても、オーバースペックであることは明らかでした。ワズアップ!は、ID 連携せずとも十分必要なセグメントで出し分けが可能ですし、実装も簡単ですぐにスタートできるということで、いくつかのツールの中からワズアップ!に決めさせていただきました 」
— ワズアップ!にした決め手は何だったのでしょうか?
「 理由はいくつかあるのですが、1番は機能が必要十分かつスピーディーに導入できることでした。元々やりたかったカート落ちリマインドとリッチメニューのタブ化の機能があったので、まず機能面はクリア。実装スケジュールについても LINE ID を MA ツールにつなぎこむ場合と比べてはるかに短い期間でした。
また費用が安い点も魅力でした。1機能あたり3万円から使えるので、トライアルとして利用できる費用感でしたので 『 まずは一旦やってみてから考えよう 』と思うことができました 」
— ( HTMLタグを埋め込むだけという ) 導入の手軽さと費用、あと契約期間も1ヶ月単位で縛りがないので、まずはトライアルで試していただき成果を見ていただく。こういったチャンスをいただけるのはのは大変ありがたいことです
「 他にも使う機能を自由にカスタマイズができる点も助かりました。マッシュビューティーラボはいくつもブランドがあり、それぞれの規模感が違うのでブランド規模に併せて、必要な機能だけを選べるので費用も無駄にかからず利用できています 」
— 実際、導入を進めた際の印象はいかがでしたか?
「 弊社としては『 とにかく楽だった』という印象でした。ワズアップ!の担当者がECのシステム会社と直接やりとりして進めてくださったので、弊社は聞かれた内容について判断するだけでした。
ECサイトに外部システムを導入する際によくある話なのですが、技術的なやりとりも弊社が間に入って取り仕切らないと話が進まないケースがあるんですよね。でもワズアップ!の場合は一切それがなかったのが弊社としては非常に助かりました 」
— 次に機能ごとの成果についてお伺いしたいのですが、最も成果の出ている機能を教えていただけますか?
「 カート落ちリマインドですね。こちらは元々やりたかった機能なのですが、見込んでいた通りかなりの成果に繋がっています。まず CVR については平均すると 10% 弱ありますので、非常に効率のよい配信が行えています。
この機能だけで LINE 経由売上の 10% 近くを占めており、弊社の LINE 運用の1つの柱になっています。ROAS 換算すると 5000% 程度あり非常に満足しています 」
— ROAS 5000% はすごいですね!しかも自動配信ですしね
「 そうなんですよ。運営側で何もしないでいいうえに、何も犠牲にせずに売上の 10% が純増ですからね。これは本当にやってよかったです 」
— そう言っていただけると嬉しいです。その他で成果が目立っている機能はありますか?
「 個人的にはセグメント配信を重用しています。管理画面もシンプルで使いやすいですし、自分たちで文面を作って配信をするにしても、LINEの管理画面からの配信よりもワズアップ!のセグメント配信の方が手間が全然かからずに配信できます 」
— どのような点が LINE の配信画面よりワズアップ!の方が手間がかからないのでしょうか?
「 例えばコスメキッチンですと商品情報を掲載したメッセージを配信するのですが、ワズアップ!では品番を入力するだけで商品情報を文面内に挿入できる点が大きいですね。またメイン画像・商品画像・商品情報・CTAボタンのような各要素を1つの吹き出しにまとめて登録できるため、上部のイメージ画像、下部のボタン画像、品番リストを用意すれば、あとはすぐに文面が完成します 」
— 確かにワズアップ!は商品情報を自動で連携しているので、品番を入力するだけでメッセージ文面内に商品情報を挿入することができます
「 はい。でもこれが LINE の配信画面だと、まず商品画像のリサイズからはじまり、画像、アイテム名、値段、ページURLを用意し、それをカードタイプメッセージの各カードに登録しなくてはいけません。
さらにイメージ画像や一覧ページへの導線が必要でも、別の吹き出しに分離されてしまい全体がイメージがしづらくなってしまいます。ですので LINE の管理画面からの配信やメルマガの場合は、LPを作成してそこへ遷移していただくようにしていました。ですが、そこまでの手間は事前に予定している配信でないと準備ができないんですよね 」
— なるほど。計画していた施策ならまだしも、差し込みのスポット企画では、そこまでの手間はかけられないですね
「 はい、本当にそれが悩みでした。例えば花粉が多いというニュースが流れた日に、それに合わせてイメージ画像と商品をピックアップして配信するというような施策は、実施すれば成果が出るのが分かっていても、これまではリソースの問題で実施できていませんでした。
でもワズアップ!を使うようになってからは、LINEのメッセージ自体を ( メイン画像・商品・商品説明・CTAボタンなどを組み合わせて ) LPのような見た目で作れるので、簡単な作業でタイムリーな配信が実施できるようになり、より多くの売上を取れるようになりました。
配信のCVRについても LINE の管理画面からの配信だと 2% を切っていたのですが、ワズアップ!のセグメント配信を使ってからは 3% を超えるようになりました 」
— 他の機能についてはいかがですか?
「 複合リッチメニューも成果に繋がっている実感があります。これは弊社の全ブランドに共通して言えることなんですが、リッチメニューからの導線はとても強いんですね。ですので事業者側としてはリッチメニュー上でアタックの強いキャンペーンページへの導線を目立たせたい気持ちがあります。
ただ通常のリッチメニューだと、最大で6つまでの導線しか設置できないため、これまではキャンペーン優先の導線配置にすると、ECトップページやマイページなどあった方がいいけど入れられない導線が発生していました。
それがワズアップ!でリッチメニューをタブ化して複数枚表示できるようになったことで、ファーストビューのタブにはキャンペーン導線をこれまで以上に大きく目立たせて、2枚目のタブでは必要な常設導線をすべて表示させることができるようになりました。その結果、リッチメニュー経由の CVR も 1% 程度アップしました 」
— ワズアップ!の機能をいくつか導入して、現在は半年ほど経ちましたが印象はいかがですか?
「 弊社の場合、そもそもがコロナ禍の21年12月に LINE 運用の開始し、ワズアップ!の導入がその半年後、そこから現在にいたるまでの LINE 運用はずっと右肩上がりとなっています。その好調を下支えしてくれているのがワズアップ!だと思っています。
自動配信や工数削減の機能も多いワズアップ!は、少ない運営リソースの中で売上を最大化を目指す弊社の LINE 運用にとって、なくてはならないツールとなっています。
また、私たちのような運用メンバーにとってサポート体制が手厚いことも非常に助かっています。レスポンスが早いですし、ワズアップ!の機能外である LINE 運用全体についても親身に相談に乗っていただけるところが、とてもありがたいです 」
— ワズアップ!は何か1つでも機能をご契約いただくと、LINE 運用全般のご相談をスポットコンサルという形でお受けすることができますので、いつでもご相談ください。その他、LINE 運用が好調を続ける中で運用自体に何か変化はありましたか?
「 はい、社内における LINE公式アカウントの位置づけに変化がありました。弊社の場合、店頭でのお声がけについては、ポイントカードにもなっている自社アプリをオススメしていたのですが、登録ハードルの高さから敬遠される側面もありました。
そこで LINE 経由の流入が存在感を増している背景もあり、アプリの前にまずはその場で使える LINE 登録クーポンを配布し、店頭でのお声がけについても登録ハードルの低い LINE を推奨しようという動きが出ています 」
— 確かに LINE の友だち登録は簡単ですもんね
「 はい。リテラシーに関わらず全ての人が使ったことがある、という点もポイントかなと思います。いずれにせよ LINE 運用についてはこれからもさらに重要度が増すだろうと感じています 」
— それは間違いないでしょうね。本日はお時間いただき誠にありがとうございます!